福島大学「学長だより」第56号

会員の皆さま、きびたき会HPで母校の近況を定期的にお知らせいたします。

学長メールマガジン
*******************************************
★学長だより★ 第56号 2019.8.30
*******************************************
《目次》
[1] 2019オープンキャンパスの大盛況(8月11日)
[2]「東日本大震災 福島大学の記憶」オープニングセレモニー(9月11日)
  —————————————

[1] 2019オープンキャンパスの大盛況(8月11日)

 去る8月11日(日)に、「2019オープンキャンパス」が開催されました。事前の
申し込みは昨年度1,858名より400名以上少ない1,419名でしたので、当日の参加者数は、
過去のデータに基づき3,658名と予測を立てていました。8月11日がお盆連休に引っか
かることと、県立会津大学のオープンキャンパスと同日であることから、昨年度より
参加者下回るとの見立てでした。

 しかし、8月11日はその予測が見事に外れ、パンフ受取数は昨年の4,554名を上回る
4,595名であり、昨年度に続き大盛況のオープンキャンパスとなりました。当日は、
高校生や保護者などでS棟前広場はごった返しましたが、幸いにも、この日だけは
曇り空で気温も低く、過ごしやすい一日でした。各会場とも満杯で、県外からの
来場者もかなり多かったようです。

 今回、大学構内から来場者の車両(マイカー)が溢れ、大学正門前の県道114号が
大渋滞となり、北は国道4号バイパスNEC付近から、南は金谷川の南体育館あたりまで
車が繋がりました。交通渋滞は、午前の部が終わるまで続き、学長室が担当した
「保護者説明会」の午後の参加者アンケートの中に「大学近くまで車で来てから90分
待たされた。改善をお願いしたい」という意見もありました。また、周辺住民からの
苦情や警察からの問合せもありました。

 マイカーでの来場は、2016年687台、2017年1,014台、2018年1,065台、2019年1,110台
であり、この3年間は連続して1,000台を超過しています。本学としては公共交通機関
での来場を呼びかけていますが、県外や県内遠方からの家族連れの来場者はマイカー
となってしまうのが実情です。

 次年度のオープンキャンパスの開催時期については、この秋には決めなければならず、
これまで夏休みのオープンキャンパスは1日開催できましたが、2日間連続開催を視野
に入れた日時と開催方法などの見直しの検討が迫られています。


[2]「東日本大震災 福島大学の記憶」オープニングセレモニー(9月11日)

 東日本大震災から丸8年6ヶ月を迎える9月11日(水)13時に、附属図書館入り口
右手に展示コーナー「東日本大震災 福島大学の記憶」のオープニングセレモニー
を開催することになりました。

 東日本大震災・福島第一原発事故から8年が過ぎ、「震災と原発事故の風化」が
懸念されます。本学においても、今年度大学1年生は震災当時小学4年生で、本学
教職員も震災後に採用され、震災当時の大学の様子や教職員がどのような復興支援
活動をしてきたのかを知らない方も増えてきています。

 今年の取り組み課題の一つとして「東日本大震災・福島第一原発事故に関わる
福島大学アーカイブ事業」について2019年1月の「学長年頭挨拶」で述べてきたところ
です。今年2月頃から、附属図書館、総務課広報係、地域連携課FUIRE担当、学長室
職員らが「震災展示WG」をつくり、検討を重ね、節目となる9月11日開設を目標に準備
してきました。展示コーナーは常設され、展示内容は半年から1年の間隔で変えていく
予定です。今回は、2011年3月11日の震災直後から、5月連休明けの「新入生を迎える
会」までの期間の本学の取り組みを展示しています。

 当日は、13時からテープカットと展示コーナーのお披露目、14時から15時まで福島県
にゆかりのある女優・紺野美沙子さんの朗読会「あなたが輝く言葉とメロディー」
(先着150名)、18時から「希望のヒカリ」点灯式(附属図書館前広場)という三部
構成の企画で開催されます。多くの皆様のご来場をお待ちしています。

—————————————-
総務課 校友会・基金支援室
TEL 024-503-4991(内線2227)
Email  f-family@adb.fukushima-u.ac.jp
——————————————